息子は疲幣しきっていた。社会人となって早半年。連日連夜の残業三昧に、心も体も追いつめられていた。オトナってオトナって…一体何だろう?自らの生きる意義にすら疑問を抱くまでに病みきった息子にとって、彼女の存在はまさに唯一の光だった。彼女…それは息子の母。疲れきって帰宅すると、母は優しく迎えてくれた。おかえりなさい。今日もお疲れさま。仕事はうまく行っているの?体は大丈夫?あんまり無理しちゃダメよ?いやだったら…休んだっていいんだからね?息子にとってそれは、何物にも代え難き癒しだった。ゆえに息子は、我が母への更なる癒しを渇望するようになった。それは、ごく自然な欲求だった…。
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